うつ病克服への道(原因編・上)5/7

まだカウンセリングを始めたばかりの頃はやはりどうしても取り繕ってしまいます。なので、取り繕う度合いが強ければ強いほど、原因を探し出す作業が長引きます。

私は普段からかなり正直な方なので、取り繕っているつもりはないのですが、やはり、自分のCore(核心)部分に人(先生)が近づいてこようとすると、どうしても拒否反応が出てしまうのです。その核心の部分は、今まで、誰にも見せたことがない場所です。自分ですら今まで意識したことがない場所です。

先生は、私があまり拒否反応を起こさないよう、単刀直入に何に悩んでいるのかを聞いてくることはありません。私が話したい内容の話をして行く中で、先生は当たり障りのない優しい反応をしてくださるのですが、たま〜に静かに質問を投げかけてきました。

今考えると、先生は私に気が付かれないようにゆっくりと私が自分で気付きへ辿り着けるように誘導してくださっていたのだと思います。

自分の知らないうちに自分を不幸にしていた原因を突き詰めるために、話しにくい内容の話もしました。

まず一番はじめに辿り着いたのは、数年程前に起きた、親戚の不幸でした。私も深く関わりがあったため、引きずってしまっていたようでした。ここでは詳しくは書きませんが、このことがうつを引き起こしたトリガー(きっかけ)の一つだったようです。

そして、次々と出てくる不安。

将来への不安。
当時の彼氏との関係から生まれる不安。
お金の不安。
海外に長く暮らしているストレス。
マイノリティとしてのアイデンティティの揺らぎ。

そして、原因の探求が進むと、意外な不安も出て来ます。

まだ10代の頃の、初めての彼氏との果たせなかった約束。
まだ子供の頃の家族との問題。
思春期の頃の親友との仲違い。

もうそんなこととっくに忘れてたよ、と思うようなこともなぜか気になり出します。

まさか、あんなに昔のあのことをまだ引きずっていたの!?もう3#歳だよ?何年前の話だよ!と思いつつも、そのことがいまだに心に影響を与えている事を認めざるを得なくなります。

子供の頃のことや、そこまで引きずるか!?と思うようなことが浮かび上がってくると、自分でも恥ずかしいような気持ちになったり、なんだか大人げないよな〜、と思ったりしてしまいます。

実際に、個々人の心に影響を与えている問題というのは、人それぞれ、客観的に見たら大きい問題/小さい問題あります。

例えば、日本人の一般的な家庭に育った人の心に影響を与えている問題というのは、シリア難民の子供のそれに比べたら、おそらくとんでもなく小さな問題です。ですが、その日本人本人が元気になるためには、その問題の大小を問うことは避けないといけません。

ここが一番うつ病が理解されにくい理由だと思います。ここで書くと話が逸れてしまうので、このことについては他の記事で取り上げます。

小さな問題/昔の問題だと思ってしまうようなことでも、真剣に向き合う。そのプロセスを重ねました。

そして、一番大きな問題の一つに辿り着きました。

それは、私は自分の意志よりも人の期待に答えようとしてしまう癖がある、ということでした。

次回は具体的に説明していきます。

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